路面滑り止め工事
- HOME
- 路面滑り止め工事
ケーズル工事について
ケーズル工法とは、特殊工具のケーズルビットにより環状溝を掘削し、滑り止め対策として用いる工法です。従来多く使われていた、既存路面への滑り止め工法とは異なり、コアマシーンでの施工のため、大幅なコストカットと狭い場所での施工をも可能にしました。既設路面に施すことで、時期を選ぶことも施工後の養生期間もなく、すぐに開放できるのも特徴です。繰り返し踏まれても破損しにくく、仮に欠損しても通行の支障になりません。
作業の流れ
マーキング
マーキングシートを使い穿孔の位置決めを行います。
穿孔
ケーズル工法専用ビットによる穿孔作業をします。
清掃
高圧洗浄にて穿孔した溝の中を清掃します。
施工完了
環状溝なのでどの方向からもすべて同じ滑り止め効果が得られます。
基本的には、上記のような流れで施工を進めてまいります。
関係者各位と事前に、行政への書類提出確認やスケジュールをしっかり確認をいたします。
その上で、他懸念点をクリアにした上で、安全な施工を心掛けております。
従来の工法との違い
今までは既存の路面に直接施工することは不可能で、コンクリート打設時のみでの施工でした。ケーズル工法では直接施工が可能なので、時期を選ぶ必要はなく、加えて施工が不可能だったアスファルト路面への施工も可能となりました。
さらに繰り返し踏まれても破損しにくいケーズルリングをはめ込むことで、坂道などでの滑り止め効果やリングの反射体で夜間での視認性も向上しています。
工事の特徴
01.時期を選ばず施工後すぐに開放
コアマシーンの専用ビットを装着し、冷却水をかけながら環状溝を施工します。既設路面に施しますので、時期を選びません。また施工後の養生期間もなく、すぐに開放できるのが特徴です。従来は不可能だったアスファルトの路面への施工が可能となったことも大きなメリットです。
02.コストカットと狭所での施工も可能に
従来の既存路面への滑り止め工事は、サンドクラフト工法が多く使われてきました。これはコンクリート路面の表面をサンドで削り摩耗性を上げる工法です。設備が大掛かりで費用も高額でした。ケーズル工法ではコアマシーンでの施工により、大幅なコストカットに加え、狭い場所での施工も可能にしました。
03.坂道や暗い場所での安全性の向上
施工した環状溝に反射リングであるケーズルリング(K-SLリング NETIS登録商品)をはめ込みます。これにより、坂道などでの滑り止め効果が上がりました。さらにリングの反射体(約360度)により夜間での視認性が向上し、坂道や暗い道路、照明の届かない駐車場などでの安全性が大幅に向上しました。