研究施設・実験設備メンテナンス工事
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HEPAフィルタ交換
HEPAフィルタは、一般的にはクリーンルームやクリーンブースで使われる空気清浄機などに組み込まれているエアフィルタのことです。現在主流となっているファン式空気清浄機の多くはHEPAフィルタを使用しています。研究施設などで使用されることも多く、様々な臭いの充満する室内の空気清浄は欠かせません。定期的なフィルタ交換が不可欠です。
HEPAフィルタの特徴・性能
HEPAフィルタでは「粒径が0.3µmの粒子」が規格とされています。直径0.3µmの粒子とは直径0.0003mmの微細粒子のことで、花粉症も原因であるスギ花粉(直径30µm)やその他の花粉(平均20µm)、さらにはハウスダストやカビといった微生物(直径5µm以上)よりもさらに微細な汚れをキャッチできるということです。
交換時期について
フィルタに寿命はあるの?
空気清浄器などに使われているHEPAフィルタの中には、半永久的に使用可能と表記されているものもあります。しかし、実際には寿命があります。使用環境によって、多くの粒子を集塵することで、フィルタの性能が低下することがあります。またフィルタの厚さや使用している空気清浄機の性能によっても寿命は左右されます。
さらにHEPAィルタは気密となっているため、使用していることで破損する可能性があります。
交換の目安は?
フィルタ装着時に差圧計を取り付けておく方法をおすすめします。初期値から80paになったら交換の時期です。差圧計を取り付けてない場合は、圧力損失も交換の判断の目安となります。空気がフィルタを通り抜ける時に生じる抵抗の低下を見ることです。微差圧計を使用して測定します。
実験設備風速測定
特に研究室では、「作業環境管理」「作業管理」「健康管理」を推進し、正しい作業方法を順守することが必要です。研究室での管理は労働安全衛生法で定められています。その中には特定化学物質や有機溶剤、鉛、粉塵は健康障害が多発する物質として明記されています。当社では計測はもとより、管理も実施し定期点検を行っています。
定期点検を怠ると
人的被害も
適正な換気が行われていないことで、健康障害を引き起こす可能性があります。ガスや蒸気、粉塵となって室内に拡散された有害物質によって、呼吸器、皮膚、消化器などから人体に吸収され、中毒や内臓疾患、精神障害に至ることもあります。